ホテル「相川やまき」の前に足尾山はじめ、多くの石塔群がある。佐渡では足尾神とか、足尾大権現、足尾大明神などと呼び、足腰の痛みに悩む人たちが祈願し、丈夫になるとお礼に大きな草鞋(わらじ)や白い脚半、腰巻などを掛けて行った。
天保時代、赤泊村の甚五郎が足の病を患い下野国(栃木県)の足尾山権現に祈ったところ快癒。
庭先に3メートルの足尾山の石塔を建てた。明治の初め、島内はもとより北海道からも参拝の人が絶えず、馬の参拝まであったという。
交通機関の発達した現在「草鞋の旅人」はいないが、痛みから救ってくれた遠い昔の地神様である。現代なら、旅の安全はもちろん、心の痛みを取り除いてくれるのかもしれない。
その他に古神道を伝える、霊場「出羽三山」。農民が信仰した水の神「戸隠山」「庚申塚」。自然の畏怖に対し、弱い庶民が自然の猛威を納めるように神に祈る「二十三夜講」。さど固有の男子七歳の通過儀礼「金北山」の石塔まである。 (磯)
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